テニスの王子様のルールの検証
テニスの王子様には物理法則をほぼ無視した必殺技、
また正規のルールを無視したようなシチュエーションが出てきますが、
それらはルール上有効なのかをいくつか検証してみようと思います。
http://www2.wbs.ne.jp/~sada/tennisrule/rulebook.html
ルール検証にはここのサイトから文章を引用します。
>ポストの外側を通って相手コート内に入ったボールは、
>ポストの高さとは無関係に、有効な打球とみなされます。
→つまり、海堂のブーメランスネイクは有効。
>ポストに当たって相手のコートに入った場合
>サービスのときにはフォルトですが、
>サービス以外のときには有効です。
→つまり、ブン太の鉄柱当ては有効。
>故意に2度以上打ってしまったりした場合=2度打ち
>2度打ち(ダブルヒット)として、そのプレーヤーの失点となります。
>ただし一動作(ワンアクション)の間でならば
>故意とはとられず、有効な打球となります。
→不二の百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番は
2度打ちしているように思えますが、
ラケットを振るという一動作の間でのことなので、
2度打ちとみなされてもみなされなくても有効、ということになります。
>ひとつのポイントのプレーが終わって、次のサービスをするまでの時間は
>通常は、20秒以内と決められています。
>また、エンドチェンジ(チェンジコート)になり、
>次のゲームのサービスを行うまでの時間も1分30秒以内と決められています。
→リョーマVS跡部の試合の用にタイブレークでスコアは同点、
両者ダブルノックアウトというシチュエーションで起き上がった者が
勝利するというのはあながち間違っているわけではありません。
>ダブルスゲームでサービスの順番を誤った場合
>誤りが発見されしだい、サービスをするべき人が
>サービスをしなければなりません。
>しかし、誤りが発見されるまでのポイントと
>フォルトはすべてカウントされます。
>また、ゲームが終了してから誤りが発見された場合は、
>サービスは誤ったままの順序で行われます。
>ダブルスゲームでレシーブの順番を誤った場合
>誤りが発見されたそのゲームが終わるまで、
>誤ったままの順序でレシーブを続けます。
>しかし、そのセットの次のゲームで、
>元の正しい順序にもどさなければなりません。
→手塚(&乾)VS千歳(&財前)の試合は本来ダブルスです。
この試合の中で、本来財前がレシーブしなければならないサーブも
全て千歳がレシーブしていました。当然レシーブの順番を誤っているので
正しい順番に戻さなくてはいけないのですが、
そのことについて審判はおろか、観客さえもそのことについて言及していません。
誤りは発見されていない(むしろ黙認している)ことになります。
これはサーブの順番を誤っても同じことが言えると思います。
つまり、言及するものがいなければダブルスであるにもかかわらず
ペアの片方が全てサーブを打ち、相手のペアの片方が全てレシーブし、
残りがコートの外に出て試合に参加しない、ということも可能になります。
結論を言うと、『審判は止めよと申しておらぬ』ので
タイマンダブルスが成立したのだと思います。
まあ、前の試合のお笑いテニスや覆面、殺人テニスも
審判は止めよと申してはおらぬのですけどw